cssフレームワークを使うと、コーディング作業が捗ると言われる。そのcssフレームワークの中で最も人気(知名度)があるのがBootstrap(version4)です。
以前から使ってみたいと思いつつ、今になってようやく使ってみた感想です。
使い方は、本家サイトからファイルをダウンロードして、cssとjsファイルにひとつずつ設置して指定するだけで簡単です。(詳しい方法は他の方のブログなどを参考にしてください)
html内に用意されたclassを割り振るだけで、レスポンジブ対応やりフレックスボックスが作れる。cssをみっちり書かなくても、簡単な記述だけで表現ができ、大幅に記述量を減らせる。デザインにこだわらなければ、一切cssに触れなくても完結できるのです。
では、実際にコーディングに活かせるかというと話は別。
Bootstrapを使っても、結局cssを書くことになる
Bootstrapは便利な機能は用意されているが、1px単位の細かい設定がなく、コーディングのようにデザイン物をそのままhtml+cssに落とし込む作業をするには向かない。
細かい設定をするには通常通りcssを書く必要があるので、結局cssを書く事になるのです。
併用するうちに、Bootstrapを使った箇所が10%で、後の90%は従来通りcssで書く事になり、見事な逆転現象が起き始めます。Bootstrapは初めから必要ないことに気が付きます。
2019年使われていない様子
実際に、現在(2019年11月)のHPやLPのソースを見ても、Bootstrapはほとんど使われていない。
一部の使われいるサイトは、テキストがメインの簡単なページで採用されていたが、テンプレート感があるためデザイン性とは両立しない印象がある。
そうです、どうしてもテンプレート感がぬぐえないですね。
統計を取ったわけではありませんが、外国のサイトに多い印象を受けます。日本のように細やかな表現をしたい場合は相性がよくないのでしょう。
コーディング屋は仕組みを知っていればOK
私のようなコーディングをする人にとっては、自分はイチからBootstrapを使わなくても、その仕組みを知っていることは必要だと思う。
Bootstrapで作られたサイトを触ることもあるから、知っておくと直ぐに対応できます。なんでも来い!という安心感の素になりますね。
学習するのは少し労力は必要ですが、それほど難しい事はありません。広く浅い知識としてでよいでしょう。
コメント
確かに知識として持っておく必要はありますね。
自分は、極力クラス指定もしないで書くようにしているので、htmlがゴチャゴチャした印象になり毛嫌いしていました。
自分のしっくりくる書き方と異なると、好きになりにくいですね。
私も違和感があり、知識としては知っておけばいい程度にしました。
どちらかというと、アプリ開発者向けの技術だと思っています。