非常に古いデータベースサーバーを更新する方法

データベースのアップグレード WordPressの高速化

WordPress5.2から機能が拡張された「サイトヘルス」によって、WordPressで作ったサイトが診断できるようになりました。とても便利でありがたい機能です。

サイトヘルスステータスを見てみると、致命的な問題として「非常に古いデータベースサーバー」というエラーが出ていました。読んでみると、使っているMySQLの バージョンが古いとのことです。

サイトヘルスステータス

データベースを調べてみると、MySQLバージョン 5.1でした。数年単位で更新していなかったのだいぶん古くなっています。MySQL5.6 以上が推奨されているのでアップグレードをする必要があります。

少し難しいことをしてそうですが、作業自体は簡単です。5分程度でできると思います。

データベースのアップグレード作業

使っているのはさくらのレンタルサーバですが、他のサーバーでも基本的な部分は同じだと思います。

①コントロールパネルから「Webサイト/データ」→「データベース」に行きます。

②「アップグレード設定」を行うのですが、私の場合、バージョンが古すぎるようでグレーアウトになっていました。(この場合アップグレードはできません)

アップグレード機能

そのまま、ボタンが押せる方は簡単にアップグレードできるようです。以下③④⑤は飛ばしてください。

③データベースを新規追加します。今使っているデータベースはそのまま残しておきます。

新しいんデータベースの作成

④作成できれば、データベースの中身をコピーする必要があります。旧データベースのphpMyAdminにログインし、sql形式でエクスポートします。

phpMyAdminのエクスポート

⑤新データベースのphpMyAdminにログインし、先ほどのsqlデータをインポートします。

phpMyAdminのインポート

⑥最後にWordPressの設定ファイルを更新します。「wp-config.php」のデータベース情報を書き換えてサーバーにアップして更新します。

wp-config.phpの設定

確認して表示していれば完了です。

スピードを測ってみると、改善されていました。

スピードテストの結果

簡単に行えますので、お試しください。