コーディングの必須スキル

コーディングを仕事にするために知っておきたいスキル Web学習

ここ数年でフリーのWeb系エンジニアが増えた印象がある。場所や時間に縛られず、自由な働き方ができるのも人気の理由だろう。

パソコンスクールを卒業するか、独学(ドットインストールやプロゲート)でコーディングを学習して、クラウドソーシングで仕事を受注している。

普通にパソコンが使える人なら3ヶ月~6ヶ月ほど真剣に学習すれば、仕事が受注できるスキルを得られるのです。最低限のスキルですので、経験が多いに越したことはないが。

コーディング作業を見つけておくと、フリーで仕事ができて、他のWeb系で仕事をするうえでも役にも立ってくるのです。

そこで、コーディングをするのに必要なスキルをまとめました。

コーディングの必要なスキル4つ

コーディング作業は、4つのスキルを駆使して行っていきます。これらのスキルは単体ではなくスキルセットとして必要です。ひとつ欠けるとコーディングできません。

html5

文書構造を理解し適切にマークアップできること。

マークアップ言語なので習得はそれほど難しくない。

css3

効率よく書く事ができて、レスポンシブに対応すること。

習得は難しくないが、奥が深くて使いこなすのは経験が必要となる。

javascript(jQuery)

よく使われる動きを実装できること。

注意として、javascriptはプログラム言語ですから完全にマスターしようとすると、相当な労力が必要となります。好きで学習するのならよいですが、労力をかけすぎると他のスキルが伸ばす時間が減ります。目的はサイト内に実装することがですから、なんとなく動きが分かればOKです。

Photoshop

psdデータ(デザインカンプ)から、画像をスライスして書き出せること。ちょっとした画像の変更ができること。同時に、画像に関する知識も必要となります。

Photoshopも奥が深いので、コーディングで必要な部分だけができるレベルでOKです。

また、Photoshopで画像をスライスする作業は、DreamweaverCCのExtract機能を使うと同等以上の事ができます。

コーディング手順を知ると、必要なスキルが見えてくる

実際のコーディングは下記の順で行います。1~3を行うために、先ほどの4つのスキルが必要です。

  1. デザインデータから画像を取り出す(Photoshop)
  2. テキストエディタを使い、html→css→javascript(jQuery)の順でコーディング
  3. 主要ブラウザのチェックをして完了(実際はチェックと修正を何度か繰り返す)

コーディング作業をするにあたり、下記の付随するスキルも必要です。

  • 画像の知識
  • テキストエディタ(Sublime Textなど)の環境作りと使い方
  • ブラウザチェックの環境作りと方法

これらを得て、初めてコーディング作業を完結できます。ここまでは、最低限必要なスキルの紹介でした。

マスターしておきたいスキル

ここからは、次のステップアップとして4つのスキルを紹介します。

いずれも表面的は分かりにくいスキルですが、コーディングの仕事を進めていく上で知っておくと、より深い部分で仕事ができるようになります。

サーバー・ドメイン知識

サーバーにデータをアップする際にFTP機能を理解し使えること。ドメインの習得しレンタルサーバーを借りて、WordPressを設定できる状態になっておくとよい。更には、サーバー選びをして提案できるとなおヨシですね。

SEO知識

htmlの適切なマークアップだけでなく、サイトの高速表示やサイトの管理など、幅広くWebページやGoogle検索を知っておく必要がある。

Googleアナリティクスも少しかじり、企業のサイト運営者の視点があるとよい。

css設計

同じcssを書いても、簡潔で分かりやすく効率のいい書き方ができること。サイトを修正をする際にも、この設計次第で作業のしやすさが大幅に変わってきます。表面上分かりにくい部分ですが、実力の差がでるポイントでもあります。

Sass

便利な機能を使えるようになると、cssを書くのに効率が上がる。企業内で働く場合や、案件によりSassを使うこともあります。

必須ではないが、一応知っておきたいスキル

深く追求することはなくても、一応かじっておくことをお勧めします。

Bootstrap

最も有名なcssフレームワーク。新規サイトの制作で使うことは少ないが、Bootstrapで作られてサイトを触ることがあるため、知っておくと対応がしやすくなる。

Git

Gitが使えると、ファイルのバージョン管理しやすくなる。

具体的には、Git+Sourcetree+GitHub(bitbucket)を指します。企業内で働く場合に必要となるケースが多い。

ワンランク上を目指せるスキル

コーディングの必須スキルを学び、仕事を充分にこなせるようになってから、次のステップを行い視野を広げることができます。

最速でコーディングの仕事をしたい場合は、最初にこれらを学習する必要はありません。

WordPress

最も人気のあるCMSです。Wordpressが使えると扱える案件が増える。自分でブログを持って運営していると、自然に使い方をマスターしていけます。

デザイン

デザインができると、サイトを丸ごと受注できるようになる。やはり扱える案件が増えます。

もちろんデザインは奥が深くて別の職種でもあります。コーディングをしていると、色んなデザインに触れるので、こちらも自然にデザインの引き出しを増やしていく事ができます。

学習には順序が大切

コーディングのスキル習得には適切な順序があります。私は独学していた頃は、そんな順序など気にせず闇雲に学習して、随分と遠回りをしてきたなと思います。

学習が上手く行きにくい人は、その順序がよくないかもれません。参考にしていただければ幸いです。