前回、htaccessの設定でワードプレスの高速化の記事を書きましたが、実はもう一つhtaccessで出来る設定があります。それは、gzip圧縮を有効にして高速化する方法です。
gzip(GNU zip:ジージップ)とは、unix系のOSで使用されている圧縮方法です。Zipはwindowsでもおなじみの圧縮形式ですね。gzipはunix版の圧縮で、少し特徴は違いますが高速で高い圧縮率があります。
設定はhtaccess内に記述しますので、Windowsやmacからでも可能です。
ワードプレス(他のcmsも含めて)を使っていると、どうしてもシステム上、データの転送に時間がかかります。gzip圧縮を行うと、サーバーからデータを転送する際にデータを圧縮して送ります。よって、表示が高速化します。
htaccessのgzip圧縮設定
現在のhtaccess内に、下記の追加してください。
# gzip圧縮の設定
# mod_deflateを有効にする
SetOutputFilter DEFLATE
# 古いブラウザは無効にする
BrowserMatch ^Mozilla/4\.0[678] no-gzip
BrowserMatch ^Mozilla/4 gzip-only-text/html
BrowserMatch \bMSIE\s(7|8) !no-gzip !gzip-only-text/html
# 画像は圧縮しない
SetEnvIfNoCase Request_URI \.(?:gif|jpe?g|png|ico)$ no-gzip dont-vary
htaccessの作成方法やアップの方法は、前の記事をご覧ください
実行した結果、速度が73→79になりました。
まとめ
ワードプレスを使用しているなら、所要時間1分で高速化しますので是非とも行ってください。この設定を管理画面でしてくれるテーマもあります。
コメント
SetOutputFilter DEFLATE
は全ファイル対象になるので、その後に
AddOutputFilterByType DEFLATE
をいくら羅列しても意味がありません。
vnさん
ご指摘の通りでした。
SetOutputFilter DEFLATEで全ファイル対象となりますので、それ以外の必要ありません。内容も書き換えました。